So-net無料ブログ作成

20170416:“寒い国” と “郵便配達” [ミステリ三昧]

3月後半のNHKBSで放映されたプレミアム・シネマには傑作が多かった。

洋画では特に
  ① 3月22日:寒い国から帰ったスパイ
          (原作:ジョン・ル・カレ。制作:1965年・米国)
  ② 3月24日:郵便配達は二度ベルを鳴らす
           (原作:ジェームズ・M・ケイン。制作:1946年・米国)
には魅せられました。

 ①は、リアルなスパイを描いた "最高傑作" とされている作品で、007シリーズの様な娯楽作品とは一線を画しており、お久しぶりでした。

 このブログ・コーナーを閲覧されておられる多くの方々にはご存じないと想われる東西冷戦真っ盛り、ドイツが東西に分割されて、東は旧・ソ連に、西は米国・英国・フランスに共同統治されていた時代の、二重スパイ・国家の裏切り・個人の心情と悩み等を織り込み、その結末は極めて衝撃的、かつ悲劇的です。

 カラー作品ではありませんが、むしろ白黒映画でこそ、その陰影が際立った効果を見せていると、今更ながら感じました。
 原作・映画共に “お薦め品” と信じています(内容が複雑で一回の鑑賞程度ではなかなか理解し尽くせない。家内は繰り返し観ています)。

 ②の原作は、4回ほど映画化されていて、1939年(於・フランス)、1942年(於・イタリア)、三作目が②、次いで1981年(於・米)がありました(出所:WikiPedia)。
 1981年版は、J.ニコルソン+ジェシカ・ラング共演で、何回か見ているのですが、②自体は劇場公開されてはいなかった模様で、道理で見た覚えが無い俳優さん達だった(DVD販売だけらしい)。

 題名が話の筋そのものですので、筋書きの紹介は推理モノお決まりを守り、省略させて戴きますが、非カラー作品で、これまた①と同様に陰影が素晴らしかったです。

世界大戦最中/直後にも関わらず、フランス・イタリア/米国では、この種のミステリー映画が制作されていた事にも驚きでした。

 3月末には黒澤明氏監督の代表的傑作も放映され、実り多い映画週間でした。
 これがあるから、NHK契約続けるしかないかぁ・・・本音です。

 でも今の時代、映画でもドラマでも "オンデマンド" で鑑賞する時代なんですネ。
 自分は "IoT の時代" とは言いながら、我が家の TV をネット接続するのには抵抗があり、"遅れています"。



共通テーマ:日記・雑感