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20170912:”技術の伝承” は難しく・・・ [ただの私見]

 この9月5日(火)の午前に、JR東日本の蕨(わらび)変電所@埼玉県蕨市で起きたトラブル停電で首都圏7路線が運転停止に追い込まれ、社長自らが謝罪会見を行った。

 直接的な原因は、交流変電設備点検時に、本来は電気を止めての作業にもかかわらずに、それを守らなかった事と伝えられている(各紙:2017年9月6日夕刊)。

 どうやら、施設メンテ作業はJR東日本の本体から委託された関連会社担当とされていて、 ”SOP” (安全作業の為の標準作業手順)が遵守されていなかった事に起因している様だ。

 "コスト対策" として本体から分離されたのだろうが、年配者がどんどん引退していく内に、いつしか "技術の継承" が損なわれていく・・・のを垣間見た感じです(事情はJRに限らない)。

 社長が "原因をトコトン追求して安全確保に努める" ・・・ と言っても、本体の目の届かない所では "手抜き"(=何事も起こらなかった時、この手抜きは "合理化" とか "省力化" と呼ばれるのです) が横行しやすいのは容易に推測出来る。

 "安全確保" には、経営陣が最も嫌う "経費" がかかるものです。
 順調な時は、この経費が "無駄=無用の長物" に見えるのでしょう。
 同じ様な事故が繰り返し起こりやしないか、懸念されます。

因みに:
 出雲大社や伊勢神宮では、一定の時間間隔を置いて社を建て替える事で、資材の持続的な確保と建築の技術を伝承しているとされる。
 これが意味するところの一つは、 「技術の伝承には確固たる “使命感” とそれを実現する為の “長期的な視野” が必要である」 という事と考えます。

 短期に収益をあげる事を使命とする企業経営陣に、この様な持続的な資金と人材の投入が可能かどうか、自分はやや "悲観的" です(性格自身は超楽観主義なのですよ)。

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