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20170831:産業革新機構のベンチャー投資ほぼ全滅 [ただの私見]

 大変残念です。

 次の日本の屋台骨を担うと期待される新しい産業を作り上げ、いわゆる "ベンチャー・キャピタル" を育成する事を謳う産業革新機構(経済産業省所管の官民ファンド)の投資成績が振るわない(出所:日経紙:2017年8月6日(日)第一面)。
 投資の80%以上が失敗し、回収が不可能となり、税金の無駄遣いと指摘されても言い訳出来ない状況だ(それでも誰も責任を取らない)。

 産業革新機構以外にも内閣府や各省がいろいろなファンドを設けて新産業立ち上げに躍起になっているが、一向に成果が見えてこない(それでもやはり誰も責任を取らない)。

 理由の一つには、
  「良いモノは、良いシステムは売れる、普及する」

との "信仰=思い込み" が余りに強い事だと経験上推察する。

 世の中、決して最良・最善のモノ・システムが市場を席巻している訳では無い事を、私たちは経験しているではありませんか(皆様、思い当たりませんか?)。

 関係者全員が善意で取り組んでいるのであろうが、 "世の中、そうは簡単に問屋が卸さない" 。
 これについては、一度簡単な経験論的考察をブログした事があります:
  ”20170312:新材料の実用化の難しさ”

 日本のベンチャー投資総額は凡そ1,300億円程で、巨額と思われがちですが、米国は7兆円、中国は2.5兆円とされ、彼らの10%にも満たないで、細々とやっている感じに過ぎません。
 それでも10億円に満たない**学園用地の問題は大騒ぎするのに、1千億円を超える成果を生まない投資が問題にならないのはどういう訳か、"税金が無駄に喰われている" 事は同じなのに・・・自分には理解不能で、つくづく日本という国は "不思議な国" だ(和食と日本酒は、最近はワインでさえ旨いが・・・)。

 効率を上げるには、各省入り乱れて投資先を探すのではなく、全体を俯瞰して日本の強み・弱み、外部・内部環境分析の上で戦略化した論点整理が必要で、だとすれば今度の安倍改造内閣は経済優先を第一課題とするらしいので、 "日本経済再興プラン" を打ち上げ花火に終わらせずに、成功に向けて全力を注いで "仕事" をして欲しいと願うばかりで、その為にはPDCA(*) をしっかり実行して戴きたいものです。
   (*):"20170619:国の基本方針&戦略とPDCA"

 若い世代が将来に希望を持てなくなれば日本はお終いです。

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