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20170809:経験した中小企業の真骨頂 [ただの私見]

 少し前、気になる記事を見かけました。
 日経紙2017年7月17日付朝刊・第27面(地域総合覧)の中の囲み記事 「時流地流:後継者無き中小 どう存続(執筆記者名:鈴木禎央氏)」。

 この記事によれば、後継者が決まっている中小企業は1割余りに過ぎなく、経営者が70歳以上でも後継者が決まっているのは2割以下らしい(日本政策金融公庫調査結果)。

 中小企業では経営者個人が資金を借りる際の保証人となるケースが多く、借入のある中小企業の8割以上が該当している(中小企業庁調査結果)。
 そこで経営者が突然亡くなった場合の債務問題が発生し、回収不能となると中小企業との取引が多い地方銀行の存立に係わる大きな問題となり得ると懸念されている様です。

 日本のモノづくりの基盤を中小企業が受け持っている・・・とはよく知られた事だと想いますが、自分は以下の経験をしました:

 某省外郭団体出向中に、新たな機能性素材に係わる研究開発事業を担当したのですが、この中では最後の商品化技術の段階で大阪地区の中小企業と呼ばれる方々と数多くの連携を組ませて戴きました。

 確かに皆それぞれに "あく" が強いのですが、共通しているのは製造技術に絶対の自信をお持ちの事で、こちらからの無理筋の注文を最後には聞き届けて下さり、完成して貰え、お陰様で研究開発事業が大きく進展する事が出来たのです。

 東京にも大田区にはこの種のモノ作りに係わる高度な技術をお持ちの中小企業と呼ばれる方々が多いと聴きます。

 これ等の方々の "only one" とも言われる技術が絶えてしまわない様、万全の政策が必要と考えます。
 モジュールだらけで、それ等を繋いで填め込めば完成・・・では人件費の安い国にはとても叶わない。
 日本でだけ可能・・・という技術の継承こそ重要です。


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