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20170330:原発の行方 [ただの私見]

 我が国を代表する、今やしていたとも言って良い東芝が揺れています。
 一兆円程の損失が見込まれているらしい。

 以前の不正経理が明らかになった時は "経営者の強欲" しか感じませんでした。
 が、米国での原発建設に絡んだ今回の経営を揺るがす問題は "事業戦略" の問題であり、そこには技術陣の市場展開を含めた見通し・見込み・自信があった筈で、"無念なり" ・・・との想いが溢れているのでしょう。

 自分が就職する時代は、これからは半導体や原子力発電の時代と謳われ、東芝は理系の学生に大変人気がありました。
 自分の同窓も入社し、半導体回路の設計に関わる研究開発に取り組んでいましたが、いろいろな事情があったのでしょう、何時しか大学教授へ転職を果たしていました。

さて:
 原発です。
 私たちは、スリーマイル島(米国)、チェルノブイリ(ロシア;現・ウクライナ)、それに福島の原発事故から何を学習したのだろうか?
 チェルノブイリと福島原発で示された様に、想定外とした修復不能な事故が発生し、廃炉処理に取り組んだとしても、それが完結するのは何時になるのか、誰も読み切れず、結局これを受け取るのは次世代、更には次次世代の人達となってしまう。
 電力を使いたい放題した私たちはどうすれば良いのか。
 自問せざるを得ないところです。

 それでは、我が国は原発から完全に離れて電力需要を賄えるのだろうか。
 確かに、幾つかの国々では近未来の "原発ゼロ" を目指す方針が出されており、我が国でも原発ゼロを主張する人達がいる事は十分に承知しております。

 EUの様に国境を越えた送電・受電システムが完備した地域に於いては、自国内では原発無しであっても、例えば原発大国であるフランスで発電された電力をいくらでも使える。

 一方、海外からの電力を直接受け入れる事は出来ない我が国では、原発の稼働が諸々の意味で壁に突き当たっている今は火力発電に主流を置かざるを得ない。

 環境上は望ましいとされる太陽光発電、風力発電やバイオマス発電等の再生エネ関連でわが国の電力需要を全て賄う事はとうてい出来ない上に、普及したとは言えない今の時点でも一般家庭では電気代の内1K円/月近くをこれ等の電気使用量として支払っており、これ以上の負担増を受け入れる家庭がどれ程いるのか。

 国は原発・火力・再生エネ等のベスト・ミックスを探っていますが、バランス取りは極めて難しい選択です。
 が、自分に出来るのは、とりあえずの節電だけ・・・と言うのが悲しい。

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